石破茂が嫌われる理由は?なぜ総裁に選ばれたの?

2024年9月27日自民党の総裁選が行われ、衆議院・鳥取1区選出の石破茂さんが決選投票のすえ、新総裁に選ばれました。

おばねこちゃん

あれれ?石破茂首相は「自民党内では嫌われている」とも言われていたよね?

そうなんです。ではなぜ総裁に選ばれたのでしょうか?

今回は、石破茂が嫌われる理由や、なぜ総裁に選ばれたのかを調査します!

目次

石破茂が嫌われる理由は?

石破茂首相は、自民党議員から嫌われていると言われています。

その理由は、

  • 自民党を「裏切った」過去がある
  • 派閥結成の経緯があきれる
  • 面倒見がよくない
  • 安倍晋三に嫌われていた

一つずつ見ていきましょう!

自民党を「裏切った」過去がある

石破茂首相は、1993年に宮沢喜一内閣の不信任案に賛成して離党。

小沢一郎衆院議員と行動をともにしました。このため、党内には「党が苦しい時に出ていった裏切り者」との声が根強いようです。

また、復党後の2009年には麻生太郎内閣の農水相でありながら、与謝野馨元財務相と官邸に乗り込み、麻生氏に退陣を迫っています。そんな石破茂首相に、麻生氏らはいまも不信感を募らせていると言われています。

おばねこちゃん

だから今回の総裁選で石破茂首相が決まった時も、麻生氏は仏頂面だったのね~

宮沢元首相や麻生元首相の退陣の時に、党内からトップに対して声をあげたことは自身の信念を貫いての行動ですが、党内ではこれを「後ろから弓を引く」と批判。

党内の国会議員の支持は広がりを欠いた=嫌われていると言われているようです。

ですが、筋を通す姿が逆に国民的人気となりました。

派閥結成の経緯があきれる

安倍内閣の幹事長時代には、「派閥政治を解消する」と派閥に依存しない立場を取ると言いながら、2015年には自らの派閥を立ち上げ、「石破派」になった経緯があります。党内ではあきれられたと言います。

発言・発信内容が、疑心暗鬼を生んでいるようだとも報じられています。

安倍内閣の幹事長時代、「派閥政治を解消する」と言いながら、15年には自らの派閥を立ち上げて、党内であきれられた。発言・発信内容が、疑心暗鬼を生んでいる面もありそうだ。

引用:https://www.zakzak.co.jp/article/20200902-KKM3O3AM35IHRCIPX4FIBY6NZU/

面倒見がよくない

石破茂首相の政界入りのきっかけは、亡くなった父親と親交の深かった故・田中角栄元首相から「父の跡を継いで政治家になれ」と命じられたことから始まりました。

おばねこちゃん

若い頃はこんな感じ↓ほっぺが、プニプニやん♪

田中角栄率いる木曜クラブの事務局員として選挙に備え「戸別訪問して握手した数しか票にならない」という角栄直伝の教えは、鳥取に盤石の選挙地盤を築くもとにもなりました。

ですが、角栄氏のもう一つの大きな武器だった「カネ」については、つくり方から配り方までまったく継承することはなく、反面教師としたようです。

しかし、永田町は「カネの切れ目が縁の切れ目」と言われています。金銭的援助が見込めないところには人材は集まらないようです。

また「根本的な価値観を異にする人とはいっしょにやれない」とも公言していることからも、面倒見がよくないと言われ、去る人の方が多いようです。

安倍晋三に嫌われていた

安倍元首相は、第二次安倍政権発足で石破茂首相を自民党幹事長に起用しています。

しかし、2014年9月の内閣改造・自民党役員人事では、幹事長留任を求める石破茂首相に対し、安倍元首相は安保法制担当大臣起用を打診して対立。

結局、地方創生担当大臣として入閣することで妥協が成立したものの、二人の間は大きな亀裂となりました。

さらには2018年の自民党総裁選で石破茂首相は、安倍元首相に対して森友・加計問題を念頭に「正直」「公正」をスローガンとして真正面から戦い敗れました。

安倍元首相が三選を果たしますが、石破派の山下貴司氏を法相に抜擢したことで山下氏は石破派を離脱したことから、二人の間には更なる溝が生じたようです。

安倍晋三が最も憎んだ男

だが、それよりも嫌われている最大の要因は、元首相・安倍晋三と決定的に対立したまま、「和解」する機会もないまま、安倍が鬼籍に入ったことだろう。

引用:https://gendai.media/articles/-/137253?page=5

おばねこちゃん

これじゃあ2人とも良い印象はないわよね~
安倍ちゃんが嫌ってたら、その下の党員もね。。。

ですが、石破茂首相は安倍元首相の安倍政権に対し「平和安全法制などで一定の前進をみたことや、日本が衰退していくという国民の不安を解消した」という点が功績だと評価しています。

「日本がどんどんと衰退していくという国民の不安を解消したという点が功績でしょうね。また平和安全法制に見られるように、安全保障において一定の前進をみたということ。そして、批判する向きもあるけれど、消費税を2回上げてるわけですよね。それは財政規律に一定の配慮をしたということじゃないんですかね」

引用:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/87502.html

一方では森友学園をめぐる財務省の決裁文書の改ざん問題や、加計学園の問題など安倍政権は「国民への説明責任」という点では至らない部分があったと指摘。「間違っていたと思ったら、軌道修正することが安倍政権のためにも必要だったと思う」と語っています。

私は国家機密を除けば、情報は正確に開示すべきもので、改ざん隠蔽、虚偽答弁などというものは民主主義を否定するものだと思っているんですね。安倍さんは多分、『政治は結果であり、必要あれば情報を隠すこともある。国会で心ならずも真実と違うことを言わねばならんこともある』と思っていたのではないか。でも、森友、加計問題にしても、桜を見る会にしても、間違っていたと思ったら、軌道修正するということは、安倍政権のためにも必要なことだったと思います」

引用:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/87502.html

おばねこちゃん

まさにその通り!
人として至極当然のことが石破茂首相には備わっているので、国民からの指示を受けるのでしょうね。

ではなぜ、自民党内で嫌われているのに総裁選を勝ち抜いたのでしょうか?

石破茂・なぜ総裁に選ばれたの?

2024年9月の自民党総裁選は、過去最高の9人が乱立しました。

開票の結果は、9人の候補者がいずれも過半数を獲得できず、上位2人による決戦投票が行われました。

そして、石破茂氏が得票数215(国会議員票189・地方票26)、高市早苗氏が得票数194(国会議員票173・地方票21)と、逆転勝利で石破茂氏が新総裁に決定しました。

なぜ総裁に選ばれた?

石破茂氏が総裁に選ばれた理由は、

  • 小泉進次郎氏陣営と岸田派陣営が乗り「石破・小泉・岸田連合」が成立したことが勝因です

1回目投票で3位だった小泉進次郎氏陣営が乗りました。

これは2つの「大きなかたまり」が動きました。もともと石破氏には46人の議員票がありましたが、ここに今回3位の小泉進次郎氏(43)の陣営が乗りました。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=UIQ0yK9xq5I&t=2s&ab_channel=ANNnewsCH

岸田派の林芳正氏と上川陽子氏も乗ったことで「石破・小泉・岸田連合」が成立。これが勝利に結びついたと言われています。

石破氏は議員数の獲得が課題でしたが、岸田首相がトップを務めた旧岸田派が決戦投票ではまとまって高市氏以外に投票するように呼びかけ石破氏の指示に回ったことが勝因の一つとなりました

引用:https://news.ntv.co.jp/category/politics/dbd841e21a10415297836f764fd09051

そのため今後は、党幹事長に小泉進次郎氏、副総裁に菅義偉元首相、石破政権には高市早苗氏や小林鷹之氏、河野太郎氏、上川陽子氏や加藤勝信氏も入ってくるのではと報じています。

新しい内閣の閣僚人事が楽しみですね!

お読みいただきありがとうございました。

今後の益々のご活躍をお祈りいたします。

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