元財務事務次官・茶谷栄治氏を取り上げます。
財務省は「霞が関最強の官庁」と呼ばれ、茶谷栄治氏は財務省のトップである財務事務次官を歴任しました。
政治家もコントロールしちゃうくらい、すごいポストと呼ばれているわよね。経歴が気になりすぎる。。。
今回は、茶谷栄治氏の経歴を調査します!
茶谷栄治wikiプロフィール
初めに、茶谷栄治氏のwikiプロフィールをご紹介します。
- 名前:茶谷栄治(ちゃたに えいじ)
- 生年月日:1963年6月21日
- 年齢:61歳(2024年11月現在)
- 出身地:奈良県
- 学歴:東京大学法学部
奈良県出身で、東大寺学園高等学校を経て、東京大学文科一類に入学しました。
在学中、国家公務員Ⅰ種試験(法律)及び旧司法試験に合格した秀才で、東京大学法学部卒業後に大蔵省に入省した、いわゆるキャリア官僚です。
茶谷栄治の経歴。
財務次官に茶谷栄治氏発表、主計局長は新川浩嗣氏 – 日本経済新聞 https://t.co/mme1FUATVt
— おっとどっこい (@SexmasterSuda) November 16, 2024
茶谷栄治氏の経歴は以下の通りです。
- 1986年大蔵省に入省(大臣官房秘書課)
- 1991年尾道税務署長
- 1999年から2002年まで主計局で経済協力、経済産業、厚生労働の予算編成に携わる
- 2002年大臣官房秘書課企画官、2007年大臣秘書官事務取扱を経て、2009年主計局主計官に就任
- 2012年秘書課長、2015年主計局次長、2018年総括審議官、2019年大臣官房長、2021年には主計局長に就任
- 2022年6月財務事務次官に就任
一つずつ見ていきましょう
大蔵省入省
1986年に大蔵省に入省。
1987年、大臣官房秘書課調査係長心得。1989年、主計局総務課調査主任。1990年、主計局総務課企画係長に就任しています。
尾道税務署長
1991年7月に尾道税務署長に就任。
一般的に、入省したキャリア官僚は20代後半でいきなり地方の税務署長に抜擢され、多くの部下を率いる立場になるのが通例だったそうです。
主な役割は、「地元選出国会議員の税務のチェック」で、「ここぞという時に議員に圧力を掛ける材料にする」などと報じています。
税務署長時代の重要な役割は、地元選出国会議員の税務のチェックです。議員本人や支援者、後援会企業のなかに税務の怪しい者はいないかを探り、その情報を収集する。そうした情報を基に、ここぞという時に議員に圧力を掛ける材料にする。議員に問題がなければ、後援企業を締め上げる。そうすると後援企業は議員に泣きつきます
いやいやいや。。。
キャリア官僚たる方が「議員に圧力を掛ける材料にする」なんてありえないですよね!
真面目な税務調査に決まってますよね!
茶谷栄治氏は、その後在ベルリン日本国総領事館領事を経て、1996年証券局総務課課長補佐となり、日本版ビッグバンの実現のための立法作業に携わるなど、いくつもの国税の現場を経験しながら、行政実務を積んでいきました。
主計局主計官
1999年から2002年まで主計局で経済協力、経済産業、厚生労働の予算編成に携わりました。
最近の次官コースへの主流は、主計局次長から総理秘書官、官房長、主計局長のルートだそうです。
「選ばれたエリートが主流の主計局で予算編成を担う主計官となる」ともいわれており、茶谷栄治氏も2002年には大臣官房秘書課企画官、2007年に大臣秘書官事務取扱を経て、2009年には主計局主計官に就任しています。
まさに次官キャリアコースの階段を登っているようね!
主計局長
2012年に秘書課長、2015年には主計局次長、2018年総括審議官を経て2019年に大臣官房長に就任。
2021年に主計局長となりました。
主計局長は予算編成権を握る霞が関でも別格のポストで、次官級では全省庁の局長より1ランク高いと言われています。
理由は「主計局長が予算折衝の際に各省の次官と交渉することから“同格”の扱いになった」と報じています。
予算編成権を握るこの主計局長は霞が関でも別格のポストだ。給料のランクは中小企業庁長官や文化庁長官と並ぶ次官級で全省庁の局長より1ランク高い。これは主計局長が予算折衝の際に各省の次官と交渉することから“同格”の扱いになったとされる。まさに予算編成権の威力である。
財務事務次官
そして、2022年6月に財務事務次官に就任し、2024年8月に退任されました。
財務省は17日、矢野康治事務次官(59)の後任に茶谷栄治主計局長(58)が就く人事を発表した。主計局長には新川浩嗣官房長が就く。24日付。茶谷氏は、予算編成を担う主計畑が長く、主計局長として一般会計の歳出総額107兆円と過去最大の2022年度当初予算づくりを発揮した。
茶谷栄治・財務事務次官退任後の天下り先はどこ?
天下り先
茶谷栄治氏の財務事務次官退任後の天下り先は、
みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下の調査会社みずほリサーチ&テクノロジーズで、2024年11月1日付けで理事長に就任しています。
茶谷栄治前財務次官、みずほリサーチ&テクノロジーズ理事長に就任 – 日本経済新聞 https://t.co/j0z8fYI3PC
— 溶接面 (@ouWfJZg1aV91LID) November 1, 2024
みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下の調査会社みずほリサーチ&テクノロジーズ(RT、東京)の理事長に茶谷栄治・前財務省事務次官が就任したことが1日、分かった。同日付で就いた。みずほRTは「経歴や知見などを踏まえ、人選した」などとコメントした。
役所の人事ルール
財務省は同期の結束が固いと言われています。
「同期から次官を出すことができれば、同期の官僚も局長クラスや国税庁長官、財務官などに出世できる」という役所の人事ルールがあるそうです。
他省庁では同期の官僚は出世競争のライバルとなり足の引っ張り合いも多い。ところが、財務省は同期同士が切磋琢磨しながらも、出世競争に遅れた者は結束して同期の出世頭を盛り立て、次官へと押し上げようとする。役所の人事ルールでは同期から次官を出すことができれば、他の官僚も局長クラスやあるいは国税庁長官、財務官などに出世できます」
その代わりに、「次官は同期の天下りの面倒を見るしきたりがある」と報じています。
同期の一番手を次官まで出世させることが、自分たちの出世につながるわけです。その代わり、次官は同期の天下りの面倒を見るしきたりがある。
ふむふむ。だから天下り先が後を絶たないのね。。。
素晴らしい経歴でしたね。
お読みいただきありがとうございました。
今後の益々のご活躍をお祈りいたします。
コメント
コメント一覧 (4件)
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