神田眞人の経歴。元財務官の天下り先はどこ?

元財務官の神田眞人氏を取り上げます。

神田眞人氏は東大卒のキャリア官僚で、金融・国際経済の分野のスペシャリストです。

おばねこちゃん

経歴が気になりすぎる。。。

今回は、神田眞人氏の経歴や天下り先について調査します!

同じく財務省キャリアの茶谷栄治・元財務事務次官については、こちらに詳しく記載しています↓

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目次

神田眞人wikiプロフィール

初めに、神田眞人氏のwikiプロフィールをご紹介します。

  • 名前:神田眞人(かんだ まさと)
  • 生年月日:1965年〈昭和40年〉1月17日
  • 年齢:59歳(2024年11月現在)
  • 出身地:兵庫県西宮市
  • 学歴:東京大学法学部

灘中学校・高等学校を経て、東京大学法学部に進学。

大学では東京大学運動会少林寺拳法部に所属していました。

おばねこちゃん

クリリン?

ですが、若い頃はクリリンの面影はなく、かわいらしい青年だったようです!

https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/900003823.html

東大では、当時助教授だった元都知事の舛添要一氏のゼミに所属。

比較政治学がテーマで、人気ゼミの一つでした。

舛添氏は「神田眞人氏は非常に優秀であり、ひょうきんな明るい人物」と語っています。

非常に優秀。毎週英語の本1冊、日本語の本5、6冊読ませたんで、だいたい脱落するやつがほとんど。それについてきた。ゼミの同窓会でもみんなと分け隔てなく冗談をいう感じで。昔からちょっとひょうきんなところがあって、一緒にいると明るくなる感じ」と評した。

引用:https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/900003823.html

おばねこちゃん

ひょうきん物で秀才なのね!

神田眞人の経歴。

神田眞人氏の経歴は、以下のとおりです。

  • 1987年:大蔵省入省
  • 1993年:仙台国税局十和田税務署長
  • 2006年:世界銀行で理事代理
  • 2009年:主計官
  • 2015年:金融庁
  • 2020年:国際局長
  • 2021年:財務官
  • 2024年8月:内閣官房参与
  • 2024年8月:神戸市顧問

一つずつ見ていきましょう!

1987年:大蔵省に入省

1987年に東京大学法学部を卒業後、大蔵省に入省し理財局に配属されました。

いわゆるキャリア官僚としてスタートしています。

1989年から1991年までオックスフォード大学に留学し、経済学修士を取得。

1993年:仙台国税局十和田税務署長

1993年7月に仙台国税局十和田税務署長に就任。

神田眞人氏が入省した時代は、キャリア官僚は20代後半でいきなり地方の税務署長に抜擢され、多くの部下を率いる立場になるのが通例でした。

主な役割は、「地元選出国会議員の税務のチェック」だそうです。

税務署長時代の重要な役割は、地元選出国会議員の税務のチェックです。議員本人や支援者、後援会企業のなかに税務の怪しい者はいないかを探り、その情報を収集する。そうした情報を基に、ここぞという時に議員に圧力を掛ける材料にする。議員に問題がなければ、後援企業を締め上げる。そうすると後援企業は議員に泣きつきます

引用:https://www.moneypost.jp/1084485

その後為替市場課長補佐、大臣官房企画官(大臣官房秘書課担当)を歴任し、行政実務を積んでいきました。

2006年:世界銀行で理事代理

2006年から世界銀行で理事代理を務めました。

このときにリーマンショックがあり、資本増強ファンドや貿易金融ファシリティーを創設するなど金融危機波及防止に携わりました。

世界銀行にはそれ以前にも1994年、1995年などに務めており、融資政策や組織改革を担当しています。

2009年:主計官

2009年に財務省に戻り、給与共済課長と主計官を歴任。

主計官時代に東日本大震災があり、その復旧・復興、特に福島第一原発原子力災害への対応ではモニタリング、賠償、除染、中間貯蔵から安定化・廃炉措置に従事。

また、この頃に浩志会の研究会員代表幹事を1期、本会員代表幹事を2期務めています。

浩志会とは

一般財団法人浩志会は、以前は内閣府および総務省所管の財団法人だったが、公益法人制度改革に伴い2011年4月1日に一般財団法人に移行。事業内容は、人材の養成に関する講演会、学習会の開催や、調査研究など。毎年、官庁等及び企業から、それぞれ勤続15~20年程度の中堅幹部1、2名を新たに受け入れ、原則として2年間、研究会員として活動します。

浩志会は、「官民の人材の資質の向上及び相互理解の促進を図り、我が国社会の発展と国際社会への一層の貢献に寄与する」との設立の趣旨に沿って、官庁及び民間企業から参加する幹部級職員(以下「会員」という)を対象に各種事業を行っています。 浩志会のいろんな活動は、幹事団組成による自主企画、自主運営を原則としています。

参加官庁:内閣府警察庁金融庁総務省法務省外務省財務省文部科学省厚生労働省農林水産省経済産業省国土交通省環境省防衛省日本銀行
参加企業:参加企業は、各業界で主導的地位を占め、かつ、浩志会活動の趣旨に賛同している次の各社です。味の素AGCENEOS花王鹿島建設川崎重工業サッポロビールJTB住友金属鉱山積水ハウス損害保険ジャパン大日本印刷武田薬品工業東急東京ガス東京電力ホールディングス東レ日本航空日本製鉄日本生命保険日本たばこ産業日本通運日本電気日本電信電話日本郵船日本郵便野村ホールディングスパナソニック東日本旅客鉄道日立製作所富士通ブリヂストンみずほフィナンシャルグループ三井化学三菱商事三菱地所雪印メグミルクリコー

引用:https://www.z-koushikai.or.jp/outline/member.html

2015年:金融庁

2013年から国際局で2年務めた後、金融庁に2年間出向。金融庁では国際金融規制の交渉や金融改革に関わり、OECDコーポレートガバナンス委員会議長に選出されました。

その後、財務省総括審議官時代にも日銀の金融政策決定会合に参加。リスクマネー供給を強化すべく日本政策投資銀行法を改正するなど、政策金融改革に携わりました。

2020年:国際局長

2020年7月からは、財務省国際局長を1年間務めました。

国際協力銀行(JBIC)や国際協力機構(JICA)の改革や、復興支援、ユニバーサルヘルスカバレッジの国際的普及、AIIB問題対応や質の高いインフラ構想、債務問題処理等に関わっています。

2021年:財務官

2021年7月からは財務官に任命され、国際金融等を統括しました。

事務方責任者として、主にG20などの国際会議やIMF、世界銀行などで世界経済、国際金融、債務、国際課税、国際保健、インフラなどの交渉にあたりました。

また、2022年のロシア金融制裁や、円安等の為替変動の対応に携わりました。

2024年6月28日、財務官を退任。

神田眞人・元財務官の天下り先はどこ?

天下り先①

神田眞人氏の天下り先についてですが、一つ目は、

2024年8月1日付で内閣官房参与(金融・国際経済担当)に就任しました。

「金融・国際経済の分野で豊富な経験を積んだ人物であり、特に最近の国際金融情勢などに関して岸田総理大臣に助言してもらうことにした」として就任されたようです。

林官房長官は記者会見で「金融・国際経済の分野で豊富な経験を積んだ人物であり、特に最近の国際金融情勢などに関して岸田総理大臣に助言してもらうことにした」と述べました。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240801/k10014532481000.html

内閣官房参与とは

日本の内閣官房の役職の一つ。内閣総理大臣の“ブレーン”的な立場の非常勤の国家公務員。

勤務一日につき26400円が支給される。全員に、所属する内閣府や総理大臣官邸で一人ずつ執務室が与えられている。

2024年10月現在の参与は、
飯島勲(特命担当)
村井純(デジタル政策担当)
山崎史郎(社会保障・人口問題担当)
山﨑重孝(安定的な皇位継承の確保担当)
神田眞人(金融・国際経済担当)
石川正一郎(拉致問題対策担当)
川上高司(外交・安全保障担当)
林崎理(地方創生担当)
間宮淑夫(地域活性化担当)
安田充(選挙制度・政治資金制度担当)

天下り先②

神田眞人氏の天下り先二つ目は、

2024年8月30日に神戸市顧問(グローバル都市経済戦略担当)に就任しました。

「これまでの豊富な経験を活かして、神戸市のグローバル都市経済戦略について助言をいただく」として就任されたようです。

このたび、前財務省財務官 神田眞人(かんだまさと)氏に、神戸市顧問に就任いただくこととなりました。財務省財務官をはじめとしたこれまでの豊富なご経験を活かして、本市のグローバル都市経済戦略について助言をいただく予定です。

引用:https://www.city.kobe.lg.jp/a06667/226690407596.html

10月には政府からアジア開発銀行(ADB)の次期総裁候補に指名され、「日本はもはや大国ではない。」と発言され話題になりました。

日本の経済規模が相対的に低下していて、選挙戦になった場合厳しいのではないかという声もある。

 「日本はもはや大国ではない。中国の経済規模は日本の4倍で、インドにもGDPで抜かれる見通しだ。しかし、国際機関の長は経済規模で決める話ではないはずで、どれだけアジアや世界に貢献する意志と能力があるのかと言うことに尽きるだろう」

引用:https://www.yomiuri.co.jp/economy/20241005-OYT1T50162/

お読みいただきありがとうございました。

今後の益々のご活躍をお祈りいたします。

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