新川浩嗣の経歴。消費税増税法案の下地を担った増税のレジェンド

新川浩嗣財務事務次官を取り上げます。

新川浩嗣氏は、東京大学経済学部を卒業後、大蔵省に入省したキャリア官僚です。

財務省のトップは財務大臣ですが、財務事務次官は省庁の事務方トップにあたります。

財務事務次官は予算編成などを掌握しているので、政治家に対して予算規模の縮小や、消費税などの増税の提言を行うなど影響力があるんだとか。

おばねこちゃん

私達の生活にも大きな影響がある方なのね!

今回は、新川浩嗣氏の経歴を調査します!

スポンサーリンク
目次

新川浩嗣wikiプロフィール

初めに、新川浩嗣氏のwikiプロフィールについてご紹介します。

  • 名前:新川浩嗣(しんかわ ひろつぐ)
  • 生年月日:1963年4月22日
  • 年齢:61歳(2024年11月現在)
  • 出身地:香川県丸亀市
  • 学歴:東京大学経済学部

偏差値69の県下有数の進学校・香川県立丸亀高等学校を経て、東京大学経済学部に進学。

在学中の就職活動では、大蔵省以外に日本銀行からも内定をもらっていたとか。

大蔵省は本命ではなかったのですが、大蔵省から猛烈なアプローチがあり入省をしたそうです。

本人は大蔵省が本命ではなかったといわれている。

「それを知った当時の小粥正巳官房長が、日銀入行を阻止するために、部下を使って本人を説得し、最終的に入行を辞退させたといわれています。大蔵省としてはそれほど欲しい人材だったということです」

引用:ailyshincho.jp/article/2024/07260557/?all=1#goog_rewarded

おばねこちゃん

財務省がどうしてもほしい、将来有望な人材だったのね!

新川氏は、事務次官就任後の2024年9月に母校丸亀高等学校に凱旋。

講演では、生徒や教職員ら約900人が参加し「財政の悪化により、将来世代の負担が増加するリスクや、国債や通貨への信認が失われる可能性についても言及」。

さらには日本の財政について「我がごととして考えて欲しい」と後輩らに訴えかけたと報じています。

財政の悪化により、将来世代の負担が増加するリスクや、国債や通貨への信認が失われる可能性についても言及。日本の財政について「我がごととして考えて欲しい」と後輩らに訴えかけた。

引用:https://www.asahi.com/articles/ASS9N4VH6S9NPLXB00JM.html

おばねこちゃん

なぜ財政が悪化したのか?なぜ将来世代の負担が増加するのか?
「我がごと」ね。。。「財務省ごと」ではないわよね。

新川浩嗣の経歴。消費税増税法案の下地を担った増税のレジェンド

新川浩嗣氏の経歴は、以下のとおりです。

  • 1987年:大蔵省入省
  • 1993年:東京国税局館山税務署長
  • 1998年:主計局
  • 2004年:金融庁
  • 2007年:財務省
  • 2009年:主税局税制第二課長
  • 2011年:主計局主計官
  • 2022年:主計局長
  • 2024年:財務事務次官

一つずつ見ていきましょう!

1987年:大蔵省

1987年に大蔵省に入省。大臣官房調査企画課に配属。

1989年には、米国イエール大学へ留学。

帰国後の1991年7月には証券局証券市場課企画係長に就任しました。

1993年:東京国税局館山税務署長

1993年には、東京国税局館山税務署長に就任。

一般的に、入省したキャリア官僚は20代後半で、地方の税務署長に抜擢され多くの部下を率いる立場になるのが通例とか。

その役割は、「地元選出国会議員の税務のチェック」で、「ここぞという時に議員に圧力を掛ける材料にする」などと報じています。

税務署長時代の重要な役割は、地元選出国会議員の税務のチェックです。議員本人や支援者、後援会企業のなかに税務の怪しい者はいないかを探り、その情報を収集する。そうした情報を基に、ここぞという時に議員に圧力を掛ける材料にする。議員に問題がなければ、後援企業を締め上げる。そうすると後援企業は議員に泣きつきます

引用:https://www.moneypost.jp/1084485

1994年7月に大臣官房秘書課財務官室課長補佐に就任。

1995年7月からは青森県農林部経済課長、1997年4月には青森県総務部財政課長に就任するなど青森県で課長職を歴任しました。

1998年:主計局

1998年7月からは、財務省主計局主計官補佐として、通商産業第三係主査、第一、厚生・労働第三係主査、厚生労働第三係主査などに従事。

2003年7月に、大臣官房文書課長補佐 兼 大臣官房文書課調査室長に就任。

2004年:金融庁

2004年7月から2005年8月までは金融庁で従事。

2007年:主計局

2007年7月、大臣官房企画官 兼 主計局厚生労働、主計局主計企画官(調整担当)を経て、伊吹財務大臣秘書官(事務担当)に就任。

2009年:主税局税制第二課長

2008年に主税局調査課長。

2009年7月には、主税局税制第二課長に就任しました。

税制第二課は消費税の担当であり、新川氏は消費税増税法案につながる下地作りを指揮していたと報じています

税制第二課は消費税の担当です。ご存じのように消費税は14年に5%から8%へ。さらに19年には、10%へと引き上げられていますが、新川氏は勝栄二郎氏(元次官・現IIJ社長)のもと、消費税増税法案につながる下地作りを指揮していました」

引用:https://www.dailyshincho.jp/article/2024/07260557/?all=1

経済アナリストの森永卓郎氏によると、消費税率の引き上げに成功した官僚は「レジェンド」として崇め奉られ、よりよい天下り先をあてがわれるとしています。

財務省内では、増税を「勝ち」、減税を「負け」と呼んで、増税を実現した官僚は栄転したり、よりよい天下り先をあてがわれる。

さらに消費税率の引き上げに成功した官僚は「レジェンド」として崇め奉られる。一方、経済規模を拡大して税収を増やしても、財務官僚にとってはなんのポイントにもならない。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/3100fc3403f0b8add67985f24c333902e2c3038d

おばねこちゃん

消費税増税法案の下地作りを担っていたので、レジェンドの一人かもしれませんね!

2011年:主計局主計官

2011年8月には、主計局主計官(厚生労働第一担当)に就任。

新川氏はジェネリック医薬品の利用拡大を急がせるなど、薬価の切り下げに奔走。

診療報酬の実質的なマイナス改定を断行したとも言われ、税金を取るだけでなく、歳出のカットでも手腕を発揮したと報じています。

一方、税金を取るだけでなく、歳出のカットでも手腕を発揮した。税制第二課長の後に務めた主計局主計官(厚生労働係)の時は、ジェネリック医薬品の利用拡大を急がせ、薬価の切り下げに奔走しています。一方で診療報酬の実質的なマイナス改定を断行したことで、医療界からは反発の声も上がりました

引用:https://www.dailyshincho.jp/article/2024/07260557/?all=1

2018年には、安倍内閣総理大臣秘書官(事務担当)、2022年5月には大臣官房長に就任。

最近の次官コースへの主流は、主計局次長から総理秘書官、官房長、主計局長のルートだそうです。

おばねこちゃん

絵に描いたように、キャリアの階段を登っているわね!

2022年:主計局長

2022年6月には、主計局長に就任されました。

2024年:財務事務次官

そして2024年7月に、財務省のトップである財務事務次官に就任されました。

お読みいただきありがとうございました。

今後の益々のご活躍をお祈りいたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次