2025年2月4日老朽化した病院の立て替えに、兵庫県宝塚市に住む夫婦から約254億円の寄付があったと報じられました。
宝塚市への寄付としては過去最高額で、市内に住む岡本光一さんと明美さん夫妻が寄付をされたとのこと。
この不景気の中、すごいわねっ!何者なの?
経歴が気になりすぎる。。。
今回は、岡本光一さんの経歴について調査します!
岡本光一wikiプロフィール
初めに、岡本光一さんのwikiプロフィールをご紹介します。
- 名前:岡本光一(おかもと こういち)
- 生年月日:1947年(昭和22年)4月9日
- 年齢:77歳(2025年2月現在)
- 出身地:東京都
- 学歴:立命館大学理工学部
岡本光一の経歴!キーエンスエンジニアで財を成した慈善活動家!
岡本光一さんの経歴は、以下の通りです。
- 電子技術エンジニア
- リード電機(現:キーエンス)
- キーエンス取締役
- ボランティア活動
- 宝塚市に約254億円の寄付
一つずつ見ていきましょう!
電子技術エンジニア
岡本さんが、立命館大学理工学部を卒業したのは1970年。
1970年は戦後の復興から高度な経済成長を遂げた、高度経済成長期にあたります。
技術革新や旺盛な設備投資、豊富な労働力などもあり、日本の経済力は世界でも有数の水準に達しました。
そんな勢いのある時代に、岡本さんは電子技術エンジニアとして就職。回路設計に携わっていました。
ですが好景気も徐々に廃退。第一次オイルショック後の混乱などのあおりを受け、30歳手前の時に失業しました。
リード電機(現:キーエンス)
【決算最新情報】
株式会社キーエンス
2025年3月 第3四半期決算<業績>
当第3四半期累計期間(前年同期比)
売上高775,190百万円 (+9.6%)
営業利益397,033百万円 (+10.4%)
経常利益410,336百万円 (+8.7%)
純利益291,765百万円 (+9.5%) pic.twitter.com/1ekyveLQkn— 決算速報 ~Japan Stock Earning Reporter~ (@Jp_Investor_R) February 2, 2025
複数面接をしましたが、どこも採用されず。
たまたま小さな新聞広告の求人を見て、 面接を受けたところ「来てくれ」と合格!
1975年にリード電機(現:キーエンス)に3人目の社員として入社しました。
リード電機は、1974年に兵庫県尼崎市で設立。
「これからはオートメーションの時代」と、センサ一開発に携わり製品化。
1986年には、社名を “Key of Science” に由来する「キーエンス」(KEYENCE)に変更。
売上は毎年倍々となり、会社は一部上場企業へと大きく成長していきました。
現在は、世界44カ国・200拠点で事業を展開。
海外売り上げ比率は50%を超え、2021年の国内企業の時価総額ランキングでは、トヨタ、ソニーグループ、に次いで国内3位になるなど日本を代表する優良企業です。
岡本さんは技術開発に携わり、計測機器や情報機器、光学顕微鏡などの分野で実績を上げ、社長から株を持つように勧められました。
総資産は1000憶円とも言われ、この時の株が大金持ちになった理由のようです。
株式会社キーエンスを知らなくて調べたら配当利回りこそ低いものの、自己資本率&資本金&利益余剰金がべらぼう優秀で負債は0と言う凄い優良企業だった。
資本金に対して利益余剰金がすごく多い。 pic.twitter.com/BX0uYSwsyk
— ヒッポ(今年度いっぱいは大人しくしてます) (@sternhimmel02) February 3, 2025
キーエンス取締役
電子技術エンジニアとして活躍した2年後、1977年に取締役へ就任。
1986年には常務に就任するなど、キーエンスの創業期から同社の成長に大きく貢献しました。
会社が大きくなったことで部下も増えていきましたが、岡本さんはもともとが技術屋。
人を扱うことは苦手だったと言います。
そして、その苦手意識から入社19年目に退社を決意。
会社には表向きに「ボランティアをしたいから」と伝え、1994年に同社を退社しました。
その後は、監査役として貢献しています。
ボランティア活動
退社の翌年、阪神淡路大震災が発生。
宝塚市内で家屋の屋根にブルーシートを張る作業や、仮設住宅の段差解消など、日曜大工や手話のボランティアを始め、公益財団「プラザ・コム」を設立。
仮設住宅にあるボランティア活動センターを拠点として、地域のみなさんのお困りごとに対応するうちに、会社での人間関係とは全く違う繋がりを経験。
「ボランティアがしたいから」と会社を辞めましたが、実際やってみて「ボランティアいいなぁ」と仲間との繋がりも新鮮で感激したといいます。
結果オーライですが、退社の理由を「ボランティアをしたいから」と言ったことは、今もわからないそうです。
お告げやな。。。
また、震災での経験から市民が気軽にボランティア活動に参加できる場が必要だと感じ、私財37億円を投じてボランティア支援センター「ぷらざこむ1」を建設。
ボランティア活動の拠点として、多くの市民に利用されています。
宝塚市に約254億円の寄付
【発表】70代夫妻、兵庫・宝塚市に250億円寄付 市立病院建て替え費用にhttps://t.co/beFr60L62l
2人は病院建設のための資金とは別に、手術用支援ロボットの購入費として約4億円を寄付。「最新の設備と優秀な医師をそろえ、安心できる病院をつくってほしい」と話した。 pic.twitter.com/DGutKemDlr
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 3, 2025
岡本ご夫婦はこれまでも、福祉施設の改修費用4億円や山林の維持・管理費2億円などを宝塚市に寄付してきました。
そんな中、財団の事業継承について市などと話し合う中で、市立病院への寄付が具体化。
岡本夫妻は老朽化した病院の立て替えに、宝塚市に約254億円の寄付をしました。
宝塚市は250億円について、負担付き寄付として受領。
「市立病院建設の基金を設置する・基金設置後5年以内に設計に着手する・市立病院を建設する」の3点が寄付の条件となっています。
また、市議会の議決が必要で、議決が得られない場合は契約が無効となるとのこと。
宝塚市立病院は兵庫県宝塚市が設置する公立病院で、436床を備える大規模総合病院。
築40年以上となる市立病院は、2024年11月に現在地で建て替えることを発表。2031年度開院を目指し、概算事業費は397億円(350床想定)と試算していたが、財源の確保が課題となっていた。
さらには、建設費用に加え、手術支援ロボット購入資金として、3億9470万円も同時に寄付。
ご夫婦ともに健康で入院経験はないそうですが、「いい病院をつくってもらい、これで大丈夫と思えるよう、建設費の面で協力・応援をしたい」と話しています。
岡本さんは、「財を成したのは自分の能力だけではなく、会社や社員の力があってのこと。個人だけで占有するのは違う」という考えを持っています。
そのため、社会への恩返しとしてボランティア活動に積極的に取り組んでいるようです。
お読みいただきありがとうございました。
素晴らしい経歴でしたね!
今世で徳を積み、来世も幸せになることは間違いないでしょうね♪
今後の益々のご活躍をお祈りいたします。
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